--創設「サマーシリーズ」開幕!-----

 今年から創設された「サマーシリーズ」がいよいよ今週から始まる。このサマーシリーズは、「サマースプリントシリーズ」と「サマー2000シリーズ」の2つの路線で行われる。
 「サマースプリントシリーズ」は文字通り、夏のスプリント王を決定するレースであり、対象レースは、【1回函館6日函館スプリントS・芝1200】【2回新潟2日アイビスサマーダッシュ・直芝1000】【3回小倉2日北九州記念・芝1200】【1回札幌6日キーランドC・芝1200】【3回中京2日セントウルS】の全5レースで構成されている。一方の「サマー2000シリーズ」は距離が2000Mのレースに限定され、対象レースは【2回福島8日七夕賞】【2回函館4日函館記念】【2回小倉6日小倉記念】【1回札幌4日札幌記念】【3回新潟6日新潟記念】の同じく全5レースで構成される。
 そして、このサマーシリーズから今週、「サマースプリントシリーズ」緒戦【函館スプリントS】が発走となる。

--波乱のスプリント戦線!今週も高配当必至!!-----

 今年のスプリント戦は主役不在の波乱決着ばかり。そして、この「サマースプリントシリーズ」では、ローテーションの関係から、各陣営ともどのレースに照準を絞り勝負を賭けるかが大きくレースを左右する形となり、これまで以上の波乱決着が予想される。
 参考までに今年度これまでに行われたスプリント重賞戦を見てみると、ガーネットS・馬単13440円払戻、シルクロードS・馬単6710円払戻、オーシャンS・馬単218210円払戻、ファルコンS・馬単7170円、高松宮記念・馬単5550円払戻、CBC賞・馬単5100円払戻。と、馬単ではあるが、最低でも50倍以上の払戻となっている。更にこれが3連単ともなると2万馬券以上の払戻になり、まさに大口払戻直行馬券になっている。
 これまでの結果だけでも波乱決着は必至と言えるが、更に波乱を演出する要素がこのシリーズにはある。

--褒賞金が思わぬ形でレースを動かす!-----

 このシリーズのチャンピオンにはレース賞金とは別に、褒賞金5000万円が与えられる事になっている。当然のように本気モードで臨む各陣営。しかし、そこには賞金目的とした様々な思惑が芽生え、マスコミが手薄になるこのローカルという状況を利用し、この時期特有の裏調教、仕込みなどあらゆる手段を使ってレースに臨んでくる。そこには、有力陣営、中堅陣営など関係ない。とにかくポイントを稼いだ陣営が褒賞金に大きく前進する事に間違いない。関係者がレースを動かせば、その結果も想定外の結果になることは言うまでもなく、それにより馬券結果も大きく変わってくる。つまり、裏を返せば、最低人気が1着になったり、正攻法で勝負に出た上位人気馬がシンガリになったりなど、完全なる逆転現象の可能性も十分あると言える。
 そして今週、そのような結果を匂わせるような情報が裏で動いている。