--本当に醍醐味がない?有馬記念-----

 前評判ではディープインパクト・ゼンノロブロイの2強と呼び声高い今年の有馬記念。しかし、そうは言われていても何千、何万といる競馬人口の中でこの2強の1点勝負に高額投資できる方はどれだけいるだろうか?
 おそらく数えるほどしかいないのではないだろうか!と私は思う。これは決して皮肉ではなく、競馬をやる方なら誰でも思う「そうなったらつまらない」という考えからである。
 しかしながら3連複・3連単で勝負することを考えた場合、2強までは想定内にしても3番手、4番手に確信をもてないのも事実だろう。

--世間が思うほど2強は鉄板ではない!?-----

 連日のように紙面で報じられるディープインパクトの近況からは、問題ないように見受けられるが、実際私の目に映ったディープインパクトは以前と比べ走り方が違っていた。
 私もこれまでの走りと何ら変わらないディープインパクトが目の前にいたのであればこのような話はしなかっただろう。ただ、全く駄目という訳ではない。菊花賞からわずか2ヶ月、この違いがどう影響するのか気になるところという段階。
 一方のゼンノロブロイは昨年同様、秋天からの始動となったわけだが秋天では32秒7で上がるものの、伏兵のヘヴンリーロマンスにまさかの差しきり負け。JCにおいては、2着ハーツクライに1馬身以上離されただけでなく4着のリンカーンとの差はハナ差の3着。これを見る限り、昨年のような圧倒的な強さは感じられない。というよりも、次世代の成長が著しいと言える。
 このような状況下で、本当に堅い?と言えるのだろうか?

 今回の有馬最終見解については、勝馬総本部から提供される私の直接の予想で判断して頂くこととしよう。