--お祭り前の勝負どころ この週にあり!!-----

 平成17年度の開催も残すところあと2週となった。その中で年末唯一G1のないこの週が最大の勝負どころとなると言える。
 G1谷間週でありながら重賞3鞍も決行される中、既に有馬記念を見据える陣営、重賞タイトルを獲得する最後で最大のチャンスと意気込む陣営、はたまた来年度にむけた叩き台と考える陣営など各陣営サイドの思惑は様々。
 しかしながら、馬券購入者の立場に立ってみた場合、これほど妙味な週はない。特に狙い目は中京CBC賞にある。

--なぜ荒れる?CBC賞-----

 このCBC賞ほど、陣営の思惑が飛び交っているレースはない。例年、荒れる荒れると言われているが、それも無理はない。その大きな要因にここを勝負どころとして順調にローテーを組んできている陣営にとっては、まさに願ってもないチャンスであり、重賞タイトル奪取が十分可能であるということが言える。
 それは有力馬に限らず、これまで惜敗してきた陣営にも共通して言えるのだ。その根拠に、どんな有力馬であったとしても、年末年始の調教状況が変則になるため、このCBC賞を単なる叩き台としている陣営もあるからなのである。
 当然、そのような事実を知らないで馬券購入すると痛い目にあう。どんな人気薄であろうとも、小回りを活かせる出走馬には特に注意が必要だ。

--この出走馬は買い!-----

 出走馬の1頭に、前走をひと叩きして上積み十分の出走馬がいる。「陣営サイドもこれなら申し分なく、安心して出走させることが出来る。もはや負けることは考えていない。」と、勝気十分。
 おそらく当日、競馬を知らない素人が見てもその出走馬は他馬と比べ、馬格が大きく輝いて見えるはず。