--2歳女王は短命!?-----

 平成13年より、阪神3歳牝馬から阪神JF(ジュベナイルフィリーズ)と名前が変わった若駒2歳の女王決定戦。まだ、2歳という若さからか近年では、波乱決着の傾向にある。
 過去5年でみても万馬券決着<2回、中穴決着3回と堅い決着が一度もなく、買い手側とすれば、喉から手が出るほど欲しい馬券であることは間違いない。
 なぜ、ここまで荒れるのか?それは、2歳女王となった有力馬のその後を見れば一目瞭然。過去10年で2歳女王が翌年のクラシックでタイトルを獲った有力馬は、メジロドーベルとテイエムオーシャンのわずか2頭しかいない。残りの殆どは、タイトルに程遠い結果に終わっているか、故障から引退を余儀なくされており、比較的、短命に終わっている。
 つまり、これらから推測できることは、他馬が成長段階にある中、2歳女王の栄冠を手にする有力馬は比較的早熟傾向なのではないかということが言える。

--阪神JFはこんな有力馬を狙え!-----

 このようなデータも残っている。人気を背負いながら2歳女王の栄冠を手に出来なかった有力馬の中で、6頭(シーキングザパール、スイープトウショウ、ラインクラフトなど)が翌年以降も飛躍的に活躍し、G1のタイトルを手にしている。
 つまり、この2歳女王決定戦は人気薄であっても、ここがピークと推測される出走馬とここではまだ成長段階にあるが将来性十分の出走馬を絡めることで、必然的に馬券は成立する。
 それを踏まえると、今年の阪神JFはあの4頭に絞られる。