--ディープインパクト絡みで万馬券!-----
ディープの強さに困惑の他陣営!?思わぬところで妙味馬券が転がり込む!!
春のグランプリレースと称される宝塚記念。今年の注目は何と言ってもディープインパクトに他ならない。その強さは桁違いで、本命間違いなしと言って良いだろう。そしてまた、その影響も計り知れない。しかし、最強馬ディープ本命にしても今年の宝塚記念は高配当決着の可能性を大いに秘めているのだ。
ディープ陣営の焦点はあくまでも海外。おそらく今後のスケジュールを考えると、これまでのような意識とはひと味違うことだろう。そのために様々な思惑が飛び交っている事は言うまでもなく、その心中は複雑なものに違いない。一番の不安は怪我だ。勝負の世界で絶対にないとは言い切れない。しかしながら怪我を恐れ直行という訳にもいかない。そこで安全策でも十分勝機がある国内戦で叩きたいというところが陣営サイドの本音ではないだろうか。多少の距離ロス承知で、大外からまくったとしてもディープを押し切れる馬は、今のメンバーではおそらく皆無に等しい。ましてや、唯一ディープに黒星をつけた宿敵ハーツクライがいないここなら尚更の事。つまり、宝塚記念でのディープの走りは吉と出るか凶と出るかは全く関係なく、安全策の為に決定していると言っても過言ではないのだ。これを踏まえると、他陣営の動向によってはディープ敗北の可能性もゼロではなくなるという事が見えてくる。
ところが、ディープの走りが計算でき作戦も立てやすくなった他陣営においては、ディープ陣営以上に複雑な心中にあると言える。その背景には他陣営も認めるディープの強さ、強い馬だけに与えられる試練と宿命があるのだ。

--有力陣営出走回避!?-----
本気でGT馬輩出を狙う有力陣営にとっては、ディープという最大の壁が目の前に立ち塞がる事になる。本音を言えば、何も極めて高いハードルレースを選択する必要もなく、GTタイトル獲得の為には出来ることならディープを避けて通りたいところだろう。そこで、この宝塚記念をあえて回避して、ディープが海外挑戦している間の秋のGTに向かわせる方針の有力陣営もあるとの情報も入ってきているほどだ。確かにGT奪取が最大の目標である陣営にとっては、どんなメンバー構成のGTであっても獲る事に関してメンバーは全く関係ないはず。

--こんなところにも影響が・・・!-----
日本競馬界の期待を一心に背負うディープ。日本競馬史上初の凱旋門賞馬も、このディープにおいては夢ではない。その気持ちはある意味他陣営においても同じ事。但し、それはあくまでも業界に携わる1関係者としての気持ちであり、実際にディープとレースで脚色を合わせるとなれば話は別。しかし、万が一、この宝塚記念が思わぬ流れ・展開になり、ディープにもその影響を及ぼし、ディープに何らかのアクシデントが生じたらどうだろうか。それこそ結果云々ではなくなってしまうはず。
このようにディープの強さは他陣営へ目に見えない形として大きな重圧を与えていると思われる。当然のように、それは実際に手綱を取る騎手も例外ではない。中にはレースに集中出来ない騎手も出てくるだろう。とにかく騎手は大きな重圧のもと手綱を取る事になるのだ。特に精神的に気弱な騎手は、必要以上に感じるに違いない。
ところが、その裏ではこれらに一切当てはまらずハナから2着狙いが本音、あくまでも秋のGT戦を見据えてレースに臨む陣営がいる。そして騎乗予定の騎手に関しても、状況を認識していながらの気負いしている様子は全くない。

--様々な思惑の中、コース替わりで一変する伏兵馬の存在!!-----
今年の宝塚記念の特徴は阪神競馬場が改修工事を行う関係上、京都競馬場にコース替わりするということだ。このコース替わりによって目の色を変えてくる陣営がいる。この理由はこれまでの戦績から見ても一目瞭然。調教においても明らかに変化が見られる。夏に放牧させるということもあり、このレース後のローテーションもしばらくは関係ないということから、多少の無理も承知といったところだろう。もともとタフな馬だけに馬体もこれまでとは見違えるように一変した。それでいて勝ちにいくという気負わない事は時として最高の形をつくる。更に得意の競馬スタイルに持ち込めるコースとなれば、まさに脅威と言えよう。